退場経験ありの僕が本音で語る【FXで借金地獄にならない為の投資手法と心構え】

投資家ドラゴンです。

FXトレードで失敗して大きな損失を出したり、借金までして損失分を取り戻そうとしてハイレバレッジになって余計に悪循環になっている人も少なくありません。

この記事では20年以上の株式投資歴がある僕の経験談も含めて、「FXで借金地獄に陥らないための投資手法と考え方」について書きます。

実は僕も20代の頃に株の信用取引でリスクを取り過ぎてお金をなくしてしまい、5年間以上相場の世界から退場していた過去があります。

損切りのルールを明確に設定しないで含み損を放置し続けたのが原因でした。

その頃の失敗経験をふまえて自分なりの本音を書いてみました。

この記事でわかること
  • 投資で勝てない人の性格とパターンがわかる
  • 人が行動しづらいこと(損切り)を、あえて実行する大切さ
  • 厳格なルールの損切りを徹底すれば借金地獄にならない

投資で勝てない人の5つの共通点

株でもFXでも同じですが、投資で勝てない(負け続ける)人には以下のような共通の性格やパターンがあります。

  1. 利益だけをイメージしてしまう
  2. 損切りする勇気がない
  3. 冷静さを失ってトレードしている
  4. すぐにエントリーしてしまう
  5. 勉強しない

①.利益だけをイメージしてしまう

投資初心者や勝てない人にありがちなのが、この「含み益になったこと」だけをイメージし、「含み損になった時にどうするか」を想定しないでトレードしてしまうパターンがとても多いです。

エントリーした時点では、含み益になる事を狙ってるのは全員同じだけど、もし予想とは逆の値動きになった時に何も行動できない人が多くの損失を出すことになります。

値動きによっては、取り返しのつかない状態にまで陥ってしまう事も投資の世界ではめずらしくないです。

含み益をイメージする以上に含み損になった時にどうするかをイメージする事が重要です。

具体的には、

エントリーする時にロスカット(損切り)ラインを必ず設定しておく事です。

早めに確実に損切りする習慣を身につけることは、相場の世界で生き抜いていくことの最低条件です。

僕の損切り額を公開

実際に僕も昨年1年間(2022年)は多くの損切りをしました。

米国の利上げが開始されて株式市場には厳しい相場だったので、2022年1年間で1200万円以上も損切りをしました。

2022年の投資成績

1200万円以上の損切りをネガティブに考えるよりも、1200万円の損切りをしたからこそ1600万円の利益を出すことができたと理解する思考が重要です。

②.損切りする勇気がない

これは投資の経験値が少ない人もそうですが、その人自身の性格によるものも大きいです。

そもそも以下の様な性格の人は投資に向いていないと思います。

  • お金に執着する人
  • ケチな人
  • 損切りは損だと思い込んでる人

お金に執着する(お金に細かい)タイプの人は、とにかに値動きに一喜一憂してしまうことになるので、含み損が大きくなればなるほど損切りボタンを押すことが出来なくなります。

なぜならこの様な性格の人はとにかく「お金を失うのが大っ嫌い」だからです。

ケチな性格や損切りする事が恥ずかしい行為だと思ってる人は投資に向いていません。

含み損が許容範囲を超えて強制ロスカットになるまで指をくわえて見ているだけのトレーダーは、僕の経験上、間違いなく負け組トレーダーになります。

ケチでお金に執着するタイプの人ほど、早めのロスカットをエントリー時に設定しておく事が必須です。

③.冷静さを失ってトレードしている

トレードしてる人の中で、以下の様な経験はありませんか?

  1. エントリーポイントと利確と損切りポイント(IFOCO注文)の3つを設定する
  2. 相場が開始されたら、画面に釘付けになってエントリーポイントを頻繁に修正する
  3. 修正が裏目に出て結局エントリーポイントに達せず取引不成立
  4. そのうち値上がりして、指値を追っかけて高値に変更する
  5. 高値でエントリーできたけど、その直後に下落して最後は損切り
  6. 結果的に最初に設定した価格にしたままの方が売買が成立して利益になっていた

僕も株のトレード経験値が少ない頃は、9時前からモニターに張り付いて相場が開始されたらどんどん事前に設定した指値を変更しまくって、結局買うことも出来ずに1円の利益にならなかったことがよくありました。

最悪だったのは、値上がりを追っかけてしまって最初の想定よりも高く約定してしまい、その直後にダラダラ下落して最後は泣く泣く損切り。

こんな経験をしている人も多いと思います。

結局は、相場が始まると冷静さを失ってしまう事で利益が損失に変わってしまうケースが多いわけですね。

要は、感情を捨てて再現性のあるルールを決めて、そのルールの範囲内でトレードする事が重要なのです。

④.すぐにエントリーしてしまう

投資の世界では「ポジポジ病」とも言ったりしますが、とにかくポジションを持たないと「儲け損ねちゃうかも」という機会損失を恐れて必要以上に簡単にエントリーしてしまう心理状態のことです。

これは直前の取引で利益確定が出来ている場合や、逆に損切りして資産残高を減らしてしまった時に気をつけなければいけない心理状態です。

直前に利益確定が出来たときは、

自信過剰になって、不適切なタイミングでエントリーしてしまう

逆に直前に損切りしてしまった時には、

できるだけ早く損失を取り戻さないと・・と焦ってエントリーしてしまう

こんな感情になりがちです。僕も含めてほとんどの人がそうなります。

感情のおもむくままにトレードするのは長期的に見てマイナスの結果になりがちなので、何度も言いますが感情は捨てましょう。

⑤.勉強しない

始めに言っておきたいことがあります。

勉強したからって、必ず勝てるわけではないのが投資の世界です。

株式投資やFXトレードの本をいくら読んだとしても、それで必ず収支がプラスになる保証はどこにもないです。

でも長い時間軸で考えると、勉強をして知識を身につけることによって様々な気づきがあるはずです。

知識は自分を守る武器になります。これは間違いない事実です。

勉強しても無意味だという意見をいう人もいますが、定期的に本やネットで投資の考え方を学ぶのは得になったとしても損になることはないです。

まとめ

この記事で僕がみなさんに伝えたいことをもう一度まとまめす。

  • エントリーするときには、損切りラインを必ず設定する
  • たとえ損失を出しても、借金してまですぐに取り返そうとしない
  • ずっとトレード画面を見ていないで、パソコンから少し離れて冷静な心理状態をキープする
  • 勝てるトレーダーは、誰よりも損切りしていることを意識する
  • ポジポジ病にならずに、ここぞというチャンスの時だけエントリーする
  • 本やネット、SNS等で投資の知識や心構えを自分の意識にすり込む

これらの事が出来るようになれば、FXトレードで大きな失敗をしたり借金生活にならずにすみます。

特に損失を出してもすぐに取り戻そうとしないこと。

損失をだした直後は精神状態が落ち着いていないので、借金してさらに大きなトレードをしてしまいがちなので、絶対にやめて下さい。

特に注意すべき人!

特にクレジットカードでFX口座に入金できる環境の人は、限度額いっぱいまで入金して損失を取り戻そうとするケースがあるので、これは絶対にダメです。

上記のまとめを見ると、どれも比較的簡単にできそうなことばかりですが、これらが出来ている人は実際には殆どいないと思います。

殆どいないからこそ、これらが出来るようなトレーダーになれれば、勝ち組トレーダーのスタートラインにあなたは立っているのです。

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