レビュー

評点

総合評価: 8
明瞭性:  8.5
応用性:  7
情報の価値8.5

動画を見た感想

これは、iDeCoを利用しようか迷っている人の答えを提供してくれる動画である。

iDeCoは今や200万人以上が利用している制度で、老後生活資金をカバーするための年金制度としては非常に有効なことが理解出来た。

私もサラリーマン経験が殆どなく、フリーランス人生を歩んできたので是非活用しようと決断できた動画だった。

老後になってお金の心配をしたくない人は、是非この両学長の動画を参考にして欲しい。

この動画で分かること

  • iDeCoには様々な税制上のメリットがあることがわかる
  • 自分がiDeCoに向いている人かどうかが分かる
  • iDeCoだけで、老後2000万円問題の解決の道があることがわかる

動画の要約

動画の中で両学長はiDeCoに関する「よくある質問」の6つに応える形式で順々に説明してくれている。

質問①:iDeCoって何?

iDeCoとは、「自分のためにつくる自分だけのためのオリジナル年金である」と説明している。

英単語からつくられた造語であり、

  • individual-type(個人型)
  • Defined(確定)
  • Contribution(拠出)

上記の言葉の頭文字からつくられた言葉である。

iDeCoの概要

iDeCoには3つの特徴がある。

  • 自分で掛け金を拠出する
  • 自分で運用する
  • 年金受取額は運用成績によって変わる

自分で運用したものが上手くいけばいくほど、老後に受け取れる年金額も増えていく。

そもそも日本の公的年金制度は2階建てシステムになっており、1階部分が国民年金、2階部分が厚生年金だ。

国民年金の平均受給額は月額約56,000円、厚生年金が146,000円というデータがある。

この2階建てシステムだけでは心もとないので、2階建て公的年金制度に上乗せできるのがiDeCoなのだ。

質問②:iDeCoって本当に老後対策になるの?

iDeCoは2017年に生まれ変わった制度であるが、税制上のメリットが非常に大きいのが特徴でもある。

具体的には、

  1. 住民税と所得税が軽減できる
  2. 運用収益がすべて非課税になる
  3. 受け取るときにも退職金や年金として控除が適用される

上記の3つの税制優遇がある。

老後2千万円問題という言葉があるが、仮に年5%の利回りで運用(米国インデックスの投資信託など)し、毎月23,000円を30歳から60歳までの30年間積み立てた場合、60歳時点での資産額は、約1,914万円と立派な資産となるという。

60歳以降に受け取るときには、税負担を軽減する以下の制度も活用できる。

  • 公的年金等控除
  • 退職所得控除

まさに、至れり尽くせりの税制メリットがある。

質問③:iDeCoのデメリットは?

では逆にデメリットはないのか?

動画の中で両学長は、主に以下の4つのデメリットがあると説明している。

  1. 長期間資金が拘束される
  2. 元本割れリスクがある
  3. 手数料がかかる
  4. 本当に節税になるかは人によって異なる

質問④:iDeCoに向いている人、向いていない人ってどんな人?

iDeCoに向いている人は、ズバリ貯蓄がある人や収入が多い(安定している)人に向いている。

逆に貯蓄がない人や収入が少ない人には向いていない。

iDeCoの最大のメリットは「節税」であり、デメリットは「老後まで引き出せなくなること」である。

老後資金以外のお金をある程度準備できている人や、年収が高く納税額が多い人でないと現実的には厳しい。

家計に余裕のある人にはiDeCoは最強ツールである。

質問⑤:そもそもiDeCoって、自分も利用できるの?

基本的に殆どの人が利用できる制度になっている。

iDeCoのもともとの思想は、保証の薄い自営業者・フリーランスや、企業型確定拠出年金制度がない会社員のための制度だったが、2016年12月末の時点では、国内で約30万人程度と利用者が非常に少なく不人気商品だったのである。

しかし、2017年の法改正により利用可能な人の範囲が拡大。2021年9月時点で約210万人と利用者が急増している。

ただし、職業別によって、かけることが出来る金額が違うことも動画で理解出来る。

質問⑥:iDeCoの具体的な始め方は?

iDeCoを始める方法は、

  1. 金融機関で口座開設
  2. 購入する運用商品を選ぶ

という順序になる。

まず金融機関でiDeCo専用の口座を開設する必要がある。

次に自分が購入する運用商品を選択する。

金融機関によって購入できる運用商品が違うが、両学長は動画の中でSBI証券を推奨している。

  • iDeCo加入者が一番多い
  • 2005年からの運用実績がある
  • 運営管理手数料が0円
  • 口座開設手数料が0円
  • 低コスト・良質な運用商品がある

上記の理由でSBI証券が推奨されている。

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