レビュー
評点
総合評価: 8.5
明瞭性: 9
応用性: 9
情報の価値:8.5
動画を見た感想
両学長の今回の動画は、「投資の選択肢を知り、出来るだけ楽にコストを抑えよう」というテーマの動画である。
- 「できるだけ安いコストでS&P500や全世界株に投資したいけど、為替のことは考えたくない」
- 「米国株の魅力はなんとなく理解出来てるけど、外国税額控除の確定申告も証券会社側に任せたい」
こんな人にとってピンポイントで問題解決できる動画構成になっている。
長期目線の投資なので、運用コストができるだけ安く、安定的なリターンの可能性がある具体的な銘柄も教えてくれる。
さらに、今回の動画で自分にとってお得な情報を得ることができた。
私も使っているSBI証券では「クレカ積立」という三井住友カードのクレジットカードで毎月上限5万円まで投資信託が買えるサービスがあるそうだ。
カード決済金額の0.5%のVポイントが付与されるので、年間最大で3000ポイントが獲得できるのは個人的に有り難い情報を得ることができた。
皆さんも、是非一度観てみてほしい。ETFの基礎知識を分かりやすく学べる動画だと思う。
この動画で分かること
- 信託報酬コストを実質ゼロにできるようなETFのメリットが理解出来る
- クレジットカードでETFを積み立て購入をして、ポイントも貯まるお得な買い方を知ることができる
動画の要約
①:コストを限界まで削る2つの条件
長期的に投資をするのだから、コストは極限まで抑えたいと考えるのは当然のことで、その場合は以下の2つの条件が必要になる。
- 取引手数料が無料のファンドを購入する
- 信託報酬を相殺できる貸株金利が取れるETF(上場投資信託)を購入する
取引手数料が無料のファンドとは
一般的に株や債券を購入するときには手数料が掛かる。
最近でこそ購入手数料が無料の投資信託やETFも増えてきたが、それでも手数料がまだ高い商品もある。
高齢者に多いが、特に銀行や証券会社の窓口で購入する場合は手数料がかかる場合が多い。
一方でネット証券などでは手数料無料で購入できるので、若い層は特にネット証券が人気である。
コストを抑えるのであれば、選択肢はネット証券一択になる。
信託報酬を相殺できる貸株金利が取れるETFとは
信託報酬とは、ファンドの運営者などに支払う運用手数料のこと。
基本的に投資信託は全て一定額の信託報酬がコストとして発生する。
しかし、両学長は貸株制度を活用すれば信託報酬コストを相殺できるので、貸株金利が取れるETFを推奨している。
貸株のメリット
- 貸株料を受け取れる(0.1%~10%の金利を取れる)
- 貸出期間の制限がなく、いつでも返却してもらえる
- 貸出期間中も売却できる
貸株のデメリット
- 貸株に貸し出し中は、株主優待を受け取れない(権利確定日だけ株の返却を希望する設定は可能)
- 継続優待の条件がリセットされる可能性がある
- 株の貸し出し先の証券会社が倒産すると返ってこない(現在のネット証券が倒産する可能性は非常に小さい)
②:①を満たす投資商品とは?
動画の中で①の条件を満たし、投資商品としてもリスクとリターンのバランスが良い2つのETFが紹介されている。
- 2558 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
- 2559 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
ただし、元本が保証されているものではなく、あくまでも投資のリスク自体はあるので十分に理解した上で購入してほしいとしている。