決算レビュー

評点

売上高:   8
営業利益:  8
純利益:   8
今後の展望: 7.5

決算動画を見た感想

常に長い期間にわたって安定して成長してるマイクロソフト

今回の決算でも、着実に成長していることが理解できた。

クラウドサービスや法人向け事業はとても安定しているが、個人向けビジネス事業は成長鈍化の傾向がみられたのは少し残念だった。

しかし、今後の事業展開の中にゲーム事業を拡大させる意向があるようで、これが軌道にのればさらなる成長が期待できると思う。

アメリカの個別株を買うなら、マイクロソフトは間違いなく候補のひとつとなる。

マイクロソフトの株価チャート

 

今回の決算で分かったこと

  • 個人向けビジネス事業は成長鈍化しているが、法人向けやクラウドサービスは高成長を維持している
  • 買収したゲーム会社は、2024以降の業績に大きな増益につながる可能性を秘めている
  • 中長期的には今までと同じように安定した成長企業と評価できた

マイクロソフト決算の要約

2022年1-3月期(2022年6月期3Q)は18.4%増収、19.5%の営業増益

マイクロソフトは6月決算なので、2022年1-3月期は2022年第3四半期となる。

増収増益ではあったものの、営業利益率は前の四半期の43%を下回り41.3%だった。

クラウドサービスのAzure、法人向け事業(法人向けオフィスソフトやサーバー製品等)が成長を引き続き牽引しているという。

Azureはここ3年ほど大型案件が増加しており、大企業や公官庁の基幹システムにAzureが採用されるケースが増えている。

このAzure案件が収益に大きく貢献しているのだが、この収益の計上タイミングによって四半期ごとの営業利益や営業利益率にブレが生じる傾向も大きくなってきているようだ。

個人向け事業は鈍化している

個人向け事業(パソコンメーカー向けWindowsと関連製品、ゲーム、検索・広告など)は増収率と営業利益率が低下し業績が鈍化している。

世界でのパソコン市場の鈍化が主な要因と思われる。

これは需要の低下というよりも、半導体不足が大きく関係していると分析している。

半導体の調達がうまくいったパソコンメーカーと、逆にうまくいかなかった会社の格差が大きくなっている。

需要が高いハイスペックCPUやGPUを搭載した高性能パソコンが法人向けやサーバー向けに優先的に出荷している為、これがマイクロソフトの個人向け事業の鈍化につながっている。

業績予想を下方修正

楽天証券としてマイクロソフトの業績予想を今回下方修正した。

会社として営業利益率が40%台を安定して出している時点で好業績なのは評価できるが、今後は半導体不足の影響もあり、業績の伸びが少し鈍化する可能性が高い。

買収したアクティビジョン・ブリザードの今後の展望

今年になってマイクロソフトはゲーム会社のアクティビジョン・ブリザードの買収の意向を表明したが、アクティビジョン・ブリザードの業績にも言及。

結論からいうと、2022年1-3月期の業績はあまり良くなかった。

新作ゲームの売れ行きがイマイチで前年同期比で減収減益だった。

しかし、今後はマイクロソフトのプロットフォーマーが本気でゲーム事業に参入していく過程で、買収が完了する2023年以降に大きく成長するセグメントになり得ると評価している。

自社株買いについて

現在は最大600億ドルの自社株買いを実施中であり、2022年1-3月期の株主還元(株の買い戻しと配当)は124億ドルを実施している。

目標株価について

楽天証券としてマイクロソフトの目標株価(今後6ヶ月~12ヶ月)は前回420ドルから340ドルに引き下げた。

成長性は認めるが、アメリカの金利上昇や個人向けビジネスの業績鈍化を考慮したとのこと。

その一方でAzureの成長性とアクティビジョン・ブリザードの今後の成長性は依然高い評価をしている。

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