レビュー

評点

総合評価: 8
明瞭性:  7
応用性:  6.5
情報の価値9

動画を見た感想

YouTubeにて投資本紹介チャンネルを運営されているタザキ氏の動画を紹介したい。

この動画の中で紹介されている書籍【投資賢者の心理学】は、経済コラムニスト大江英樹氏の書籍で、「そもそも人間は投資行動自体が向いていない」という論理のもと、多くの人が投資で負けてしまう理由を行動経済学の観点から解説している。

経験値の浅い投資家(株式トレーダー)が、何故含み損を増大させたまま損切り出来ずに塩漬け状態が続くのか?

または、ある銘柄の株価が単純に下落したら「買い場チャンス到来」と誤解してしまうのかが、この動画で分かりやすく解説している。

この動画を観れば、「なるほど!だから自分は勝てなかったのかぁ・・・」と心の中で納得してしまう人も多いだろう。

これから投資を始めてみようと思っているビギナーの方や、長年投資しているが勝てない投資家には一度だけでも良いから絶対に観て頂きたい動画である。

評価点については、情報自体の価値は非常に高く9としたが、応用性は若干低めの6.5にした。

これは、実践するのは多くの失敗経験や自分自身の本能との戦いに勝つことが必要であり、すべての人が実践するのが難しいからである。

逆に言えば、これらを実践できれば勝ち組に一歩近づけることになる。

たとえ全てを実践できなくても、この負ける論理を知っているだけで投資マインドのレベルが確実に違ってくるだろう。

この動画で分かること

  1. 人間は損が嫌いだからこそ、損を大きくしてしまう行動をとりがちである
  2. 本能のまま投資行動することを避けるために、事前にエントリーやエグジットするタイミングをルール化しておく事が重要である

動画の要約

プロスペクト理論の損失回避の心理

人間は損することを極端に嫌う傾向がある。これはどんな人間にも当てはまる事実である。

行動経済学のプロスペクト理論【損失回避の心理】がまさにこれである。

投資の世界でも、勝てない人ほど損切りする事が出来ずに時間の経過とともに損失が拡大し塩漬け状態となりがちになる。

逆に利益が確定している場面では「少しでも利確したい!」と確実性を好むのに対し、損失が出ている場面ではナンピン買いで取得単価を下げるというギャンブル的な行動に出てしまう。

これが人間の自然の行動原理であるからこそ、損失を拡大してしまうのだそうだ。

この損失回避の心理を自分でコントロールするためには、事前にロスカットのルールを明確にしておく事が極めて重要ということになる。

基準値バイアス

認知バイアスのひとつで「基準値バイアス」というものがあるそうだ。

これは自分が取得した時の株価を基準にしてしまい、「買った時よりも割安だ!」とか「今の株価は自分が買ったときより30%高いから、もうこれ以上上がらないかもしれないな・・・」と勝手に考えてしまう。

しかし株価は「あなたに幾らで買われたか」なんて知らないし、そんな基準はマーケットにもともと存在しない。

これからも当然存在しないのである。

基準値バイアスを持たない為に、客観的なルール(テクニカル分析やファンダメンタルズ分析など)を用いて再現性のある投資行動を確立すべきと説明している。

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