レビュー

評点

総合評価: 8
明瞭性:  8
応用性:  7
情報の価値8.5

動画を見た感想

この動画を観た後に、「1億円って、本気で貯めようと思えば意外と簡単かも」と思ったのが第一印象である。

タザキ氏の評価でも、「再現性の高い理想的な投資戦略である」と評価している。

再現性が高いということは、どんな人でも証券会社の口座を持っていれば今すぐ始められる投資手法で1億円貯められる可能性があるという。

しかし、徹底した節約生活でお金を貯めることや、精神的な高揚感が少ないインデックス投資を株価暴落時にも何年も継続するということは、なかなか出来ないことかもしれない。

おそらくこの著者は、「現在価値」と「将来価値」を理解しており、将来価値を優先した生活を送っていたのだろうと思う。

将来価値とは、「将来の価値が今よりも高くなるもの」と定義されており、ファイナンスの基礎知識だ。

 

将来価値の高いものを優先した人生を何年もおくるのは、やはり簡単なことではない。

簡単ではないことだからこそ、それを実行できれば成功できるというわけだ。

平均的な年収の方で、本気で億り人を目指そうと思っているなら、是非一度この動画を観てほしいと思う。

この動画で分かること

  • 一攫千金ではなく、小さな事からコツコツ積み重ねれば誰でも1億円貯める可能性があることがわかった
  • 人より結果を出すためには、人よりも勉強しなければならないことが再確認できた

動画の要約

この動画解説の中で、著者が33歳で1億円の資産形成に成功したのは、以下の2つのステップを踏んだ事により成功できたと解説している。

  1. 若い頃から全世界インデックス投資をしていた
  2. セルフリフォーム不動産投資

①:若い頃から全世界インデックス投資をしていた

著者は全世界株式や米国株インデックス投資を20代前半からコツコツと積み立てていた。

インデックス投資信託の特徴は、

  • 低リスク低リターン
  • 100円から投資できる
  • 年利が3~5%が期待できる
  • 損失のリスクあり

上記の特徴があり、初心者の方でもできる理想的な投資手法だ。

全世界株式に投資するという視点は極めて正攻法な方法であり、これは今までもこれからも世界経済全体として成長し続けるという前提のもとにある。

そして一度に多くの資金を投入するのではなく、ドルコスト平均法による時間分散投資を徹底して実行していたという。

 

その結果、本の著者の資産は2006年から開始して2013年12月には、元本800万円が2,200万円の評価額になっていた。

2008年頃に起きたリーマンショックの前に投資していたので、最初の6年間はマイナスだったが一気に資産が増えた。

まさに時間分散投資の確実性を証明したかたちとなった。

②:セルフリフォーム不動産投資

2000万以上の資産形成に成功した著者は、その資本を活用するために今度は不動産投資にもチャレンジする。

もともと著者は徹底した節約主義者だったようで、自分の食費を節約するだけでなく、家賃交渉で自分の家賃の値下げに成功して徹底した節約生活を続けていた。

具体的には以下のような生活をしていた。

  • 若いうちは社宅で格安生活
  • 家賃交渉で節約
  • その後、不動産投資の数々のセミナーに参加
  • 自ら物件を探す日々の経験から自分の不動産に対する目利きの力がアップ

不動産投資の知識を勉強し、実際に安い不動産物件を購入、その物件を自らリフォームして購入時よりも高値で売却し利益を増やしていった。

動画の中で著者が購入した物件のbeforeとafterの写真が紹介されている。

このように、徹底してお金を貯めて、その貯めたお金がさらに増えるような投資行動をし続けたことによって、33歳で手取り22万の人間が資産1億円の男になった。

まさに「誰にでもできることを、誰にでもできないくらい本気でやった結果」が、1億円という価値になったのだ。

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